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専門外来のご案内

顔の外科外来

顔の外科外来について

「顔」は形成外科が扱う「専門臓器」の1つと考えられます。
顔は露出部位であり、けがややけどしやすく、また服で隠れる部分であれば気にならないほくろなども気になります。また、ものを見る「目」、音を聞く「耳」、ものを食べる「口」といった機能が大切な臓器を複数有し、これらの部位にがんができたり、神経が麻痺したりすることで、大きな機能的な障害が生じます。これらの問題を外科的に解決するのが「顔の外科外来」です。

顔の外科外来が扱う疾患について

形成外科は、顔の「骨」「筋肉」「神経」「脂肪」「血管」「皮膚」すべての組織を外科的に修復・再建することを専門にしています。代表的な疾患と治療について解説します。

顔面骨骨折

通常、腕の骨を骨折したら整形外科が治療にあたります。しかし顔の骨を骨折した場合、顔を切って骨をつないで止めるので、大きな傷あとがのこらないように、形成外科医が専門的な技術で治療します。顔面骨骨折は、各病院の顔面骨骨折外来でも治療可能です。

骨の陥凹や変形

手術やけがなどで、顔や頭の骨が陥没したり、変形することがあります。このような場合、人工骨を3Dプリンタで作って移植したり、液状の物質を注入して骨を作ったりして再建することが可能です。

顔面神経麻痺

顔面神経が麻痺する理由には様々なものがありますが、明らかに神経が切れている場合、神経を吻合したり、他の部位から神経を移植したりして治療します。また神経の麻痺が生じてから時間がたっている場合は、顔の形を整える手術を行います。このように機能を回復させる動的再建から、整容的な改善をめざす静的再建まで、形成外科医が専門的な技術で治療します。付属病院の頭頸部再建外来でも治療可能です。

眼瞼下垂

加齢により、まぶたがたるんで、視野が狭くなることがあります。また、うまれつき目を開けにくい状態となることもあります。また外傷によって眉毛が下がり、視野が妨げられることがあります。このような場合に、たるんだ筋肉や皮膚を切ったり縫ったりすることで、視野を広げることが可能です。これらは眼科に相談されることが多いですが、皮膚をきれいに切って縫合する特殊な技術を要するため、形成外科医が治療します。各病院の顔の先天異常外来眼瞼下垂外来でも治療可能です。

口蓋裂・口唇裂や小耳症など顔の先天異常

うまれつき、唇やあごに割れ目があったり、耳が小さかったりといった顔の先天異常の治療には、形成外科的な専門的知識が必要です。ただ欠損を縫い縮めるのではなく、しっかりと筋肉の機能を考えて筋肉を縫合し、そして傷あとが目立たないように細かく丁寧に縫合します。時には局所皮弁といって傷のまわりの皮膚を切ってパズルのように皮膚を移動させる手術を行います。これらは形成外科医の専門分野の1つです。各病院の顔の先天異常外来でも治療可能です。

外傷・熱傷

自転車で転倒して顔を打ってしまった、頭からお湯をかぶってしまいやけどした、といった場合、顔に大きな傷ができることがあります。形成外科は傷を治療する創傷外科の専門ですので、顔の外傷・熱傷を専門的に治療できます。できるだけ傷あとができないように、そして傷あとができるだけ目立たなくなるように、その都度最善の治療方法をご提案します。各病院のケロイド・傷あと外来でも治療可能です。

顔の美容

まぶたを二重にしたい、鼻を高くしたい、ほほのたるみを改善したいといった、美容的な改善を、種々の方法で行います。ただ、顔の美容治療には健康保険は適用できず、自費診療となります。手術の方法によって費用も異なるため、よく担当医とご相談ください。各病院の美容外科・美容後遺症外来でも治療可能です。

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Accessアクセス

  • 日本医科大学付属病院

    日本医科大学付属病院 (東京都文京区)

  • 多摩永山病院

    多摩永山病院 (東京都多摩市)

  • 武蔵小杉病院

    武蔵小杉病院 (神奈川県川崎市)

  • 千葉北総病院

    千葉北総病院 (千葉県印西市)